前回、かかりつけ医にはトレーニングを積んだ内科医がふさわしいと書きました。 今回からは、どのように一人前の内科医が育っていくかを書いていきます。

 

2004年以降医師免許を取得した医師は、まず2年間の初期研修を受けます。スーパーローテートと言って、内科や外科、救急などを順繰りに回っていきます。この期間で最低6ヶ月は内科研修をしますが、内科といっても循環器や呼吸器など専門科に細分化されているため、各内科は短いと1ヶ月程度しか勉強できません。1ヶ月となると、はっきり言うと見学生程度のことしか出来ません。

 

内科の看板を掲げる開業医の中で、元々外科系が専門の医師は、このたった数ヶ月間程度しか内科診療を経験していないことになります。2004年以前に医師免許を取り、スーパーローテート研修を受けていない医師は、内科の経験が全くない可能性さえあります。

 

かめいクリニックの院長は、初期研修時代に15ヶ月の内科研修を受けています。そのうち1年間は総合内科で循環器、呼吸器、糖尿病内分泌、リウマチ膠原病と内科の複数分野の疾患を同時に抱える患者さんの診療に従事してきました。この時期から、「臓器ではなく、患者さんの全身を診る」姿勢を培ってまいりました。