院長のご紹介

院 長
亀井 哲(かめい さとし)
資格・所属学会
- 日本リウマチ学会認定 リウマチ指導医・専門医
- 日本内科学会認定 総合内科専門医
- 難病指定医
- 日本リウマチ学会
- 日本内科学会
ごあいさつ
皆さまこんにちは。院長の亀井哲(かめい さとし)と申します。この度、ご縁を頂いて当クリニックの院長に就任することになりました。
私は長らく膠原病・リウマチ性疾患を専門として診療を行なってまいりましたが、膠原病診療はそれ自体が総合診療のようなものだと思っています。リウマチ・膠原病は肺・腎臓・神経・消化管・造血器といった多種多様な臓器の異常のみならず、関節の痛みや皮膚の症状も起こすことがあります。複雑な症状を的確に整理し全体像を把握することが重要です。治療を行う過程で糖尿病や骨粗鬆症などの副作用に対応する必要もありますし、さまざまな感染症を合併症として起こすこともあります。すなわち、リウマチ・膠原病を的確に診断し治療するためには、幅広い疾患についての知識が必要となります。
今後はこれまで蓄積した経験やスキルを活かして、地域のかかりつけ医として貢献していきたいと思います。高血圧や糖尿病などの内科一般の疾患のみならず腰痛・膝痛などの整形外科の症状や皮膚疾患にも広く対応することで、「何か困ったらあそこにかかろう」と地域の皆さまに何でも相談していただけるクリニックを目指してまいります。
略歴
- 2004年3月久留米大学附設高等学校卒業
- 2004年4月東京大学教養学部理科三類入学
- 2010年3月東京大学医学部医学科卒業
- 2010年4月国立国際医療研究センター国府台病院
- 2012年4月東京都立駒込病院膠原病科
- 2014年4月東京大学医学部附属病院アレルギー・リウマチ内科
- 2015年4月東京都立駒込病院膠原病科
クリニックのロゴについて

帆をつけた亀は、「ゆっくりと急げ」を意味するラテン語の格言FESTINA LENTE (フェスティーナー・レンテー)を表しています。日本語の諺で言うと「急がば回れ」となるでしょう。元々はギリシア悲劇の「アンティゴネー」において見られる表現ですが、ローマ帝国初代皇帝アウグストゥスが人生訓として用いたことで有名となりました。病気の治療はすぐに結果が出るわけではありません。ゆっくりと、しかし着実に進んでいくことが重要です。
その周りには2つのラテン語格言が書かれています。
A CAPITE AD CALCEM (アー・カピテ・アド・カルケム)は、「頭からかかとまで」という意味です。転じて「網羅的に」「体系的に」という意味でも用いられます。これは、中世ヨーロッパの医学書では疾患が部位別に記載され、冒頭が頭部の疾患、最後が足の疾患であったことに由来します。地域のかかりつけ医として、全身の診療を行う意志を込めています。
ARS LONGA VITA BREVIS (アルス・ロンガ・ウィータ・ブレウィス)は直訳すると「技術は長く、人生は短い」となります。西洋医学の父ヒポクラテスの著書「箴言」の一節をラテン語訳したもので、「医学の習得には時間がかかるが、人生は短いため、医師は勉学を怠ってはならない」が本来の意味となります。患者さんに常に最先端の医療を提供し続けるために学び続けなければならないという自戒を込めています。