2年間の初期研修が終わると、3年間の専門研修に進みます。 私の母校の東京大学やその関連病院では、リウマチ・膠原病とアレルギー疾患(気管支喘息や各種アレルギー疾患)を一つの科で診ていました。

 

初期研修では医師チームの一番下っ端でしたが、3年目からは上級医と研修医に挟まれたポジションになります(東大では中ベンと呼んでいました)。

 

中ベンもなかなか大変なもので、初期研修医からのあらゆる質問に根拠を持って答え、上級医からの批判に耐えなくてはなりません。カンファレンスで研修医が不甲斐ない発表をしようものなら、中ベンの責任が問われるので毎週必死でした。

 

今は制度が変わっていますが、内科医を志す医師は医師4年目に内科認定医という資格の試験を受けます。 それまでの3年間で経験した内科疾患を、分野毎にレポートにまとめ、さらに筆記試験で合否を判定するものです。 これに合格してようやく一人前の内科医…ではなく、これでようやくスタートなのです。

 

私が持っているリウマチ専門医もそうですが、循環器、呼吸器、糖尿病専門医…全て内科認定医がないと取得できません。 ですから、内科認定医すら取っていない医師が内科の看板を掲げるなど、あり得ないことです。内科医としてのスタートラインにすら立っていないのですから。

 

料理人に例えると、調理師学校を出て就職したフランス料理店で2年間皿洗いしかやっていない人が、独立してフランス料理店を開業するようなものです。そんな人の料理を食べたいですか? 皆様の「かかりつけ医」は、「内科認定医」ですか?